近隣電柱へ落雷>被害

上の写真はスチールラックに掛けてあったアマチュア無線トランシーバーとテレビ用電波分配機の被害状況。

スチールラックから無線機のケースを伝わって雷が外部アンテナのアースに逃げた事例と推測。 
ステンレスのフックが熔けて部分的になくなっている。 
無線機内部はプリントパターンが焼け落ちていた。
もちろん無線機は廃棄となった
   

A.コンセント付近の被害

B.デスク上の焦げ痕

C.コンピュータの焦げ痕

D.プリンタセレクタ内部

E.スチールラック焦げ痕

F.壁の焦げ痕


G.TNC他の焦げ痕

落雷の被害
今回の落雷は雷そのものが直撃したわけではない。 
近所にある電灯線(いわゆる電線/電柱)に落雷、それぞれの家庭のコンセントに対し、強大な電力を流し込んだ事例である。 

当家の場合、各部屋宛てのブレーカー一部や大本のブレーカー類が焼損した。
しかし、それが焼損するまでの一瞬の間に大電流は家庭内を駆けめぐったのである。 

コンピュータ類の被害は次の通り。  (以下全損)
フロンティア神代 F95-3D      
EPSON        LP-1000    
EPSON        MJ-500C    
EPSON        PC286UX    
飯山         17インチモニタ 
TAXAN        TS-340       
モデム                      
 

その他小物パーツ類多数焼損、被害は約150万円相当

コンセント付近の焦げ痕や、デスク上の焦げ痕で見られるように一歩間違えば火災が発生していたであろう。
事実焦げ痕付近に置いてあった紙は燃え掛けていた形跡があった。

コンピュータの焦げ痕はF95-3Dの側面である。
デスクの足からF95-3D側へ放電したようである。

F95-3Dからはアース側を流れてプリンタセレクタを焼きながらLP-1000を破壊した。

タイトルの写真が、スチールラックの写真の部分にぶら下げてあった物である。
スチールラックも、無線機側も熔けてしまっている。

最下段の写真は、外してあったアンテナケーブルから飛んだと思われる焼け焦げ痕。 

こういった物が部屋中のあちこちに存在していた。 

被雷したのが午前2時頃、全く真っ暗な中で何かが焦げるような臭いがしていた。
手探りで懐中電灯を探り出し、何とかブレーカーを見に行ったらレバースイッチなどは消し飛んでいる。

やむなくブレーカー2次側のネジを外して電線を1次側へ・・・
懐中電灯の明かりの中200Vの高圧を修理する。

とりあえず部屋の電気が灯くようになって、東京電力に電話するも室内交換機が焼損、電話もつながらない。
やむなく携帯電話からコールすると仮眠していたらしい係員の不機嫌そうな声。
何でもブレーカーから内側は責任外とのことで、取り合ってくれない。

結局、火災の心配がないことを確認し、翌朝工事屋さんに手配をした。
近所も軒並みテレビ、オーディオ、ビデオ、エアコンなどがやられた。
我が家の被害総額約400万円!保険が下りたので何とかなったが降りなかったら大変なことであった。

参考
各ご家庭で加入している火災保険等が雷などの自然災害もカバーしているか確認してください。
カバーしていなくとも、特約でカバーできることもあります。