当方のメーカー別採用目的傾向について (順不同) 2018July修正
八重洲
50Mhzの機器として採用した物が多かった。
FT-625Dの感度は21世紀に入っても超一流である。
FT-680のNBは大変良く効き、
FT-655は余り永く使わなかったが、FT-625Dの後継機種と呼んでも差し支えないと思う。
しかしハンディ機はどの製品も作り込みが甘く、アマチュア無線用途としては寂しく感じた。
重量も重めで比較的大きく、業務用無線機的な無骨な感じをおぼえた。
下記バーテックスとの合併により消滅したが、モトローラの買収などを経て2014年頃また復活した模様
その為かハンディ機のデザインなどに、モトローラっぽさを感じる気がする。
説明書などは何となくマランツの雰囲気が残ってるような感じ?
STANDARD (マランツ)
C460でこの会社の製品を初めて購入した。使い勝手の良さ、機能の多さ、受信範囲の広さにびっくりした。
その後も魅力的な製品を次々に送り出したため、当方のハンディ機はほぼ全部STANDARD製になった。
今も144/430/1200のハンディと受信機材のC5900が現役である。
C8900/4100辺りを作っていた時代のくそ真面目な会社と同じと思えない程の変わりっぷりが面白かった。
下記八重洲無線との合併吸収により消滅、バーテックス>八重洲の流れの中でマランツの技術は消えたっぽい。
バーテックススタンダード
突然?上の二社が合併して出来た会社
当初は八重洲とスタンダードで重なる商品が少ないと言うことで、販売部門の統合だったはず。
八重洲=HFと固定機主体/スタンダード=V/UHF機とハンディ/車載機主体。
合併比率も八重洲が少なくて、一部地域では第一電波の販売部門も組み込んでいた。
しかし次第に八重洲色が濃くなり、2002年頃マランツの持ち株分を八重洲側が全部?買収した模様。
社名こそ「スタンダード」となっているが、八重洲にスタンダードが吸収された形になった模様。
その後世に出てくるV/UHF製品はスタンダード時代の良いところが次第に消えて行き、つまらない機械が多くなったように感じられる。
C5900の後継機種?であるFT-8900などは純粋なアマチュア無線機としては良いのだろうが、受信拡張後の性能はC5900に比較し改悪されたとしか考えられない。
とは言え、VRシリーズの受信機は実売価格の割に手頃な性能だとは思うし、少なくとも定価らしき数字を型番にしているメーカー(倒産した模様)などを買う位なら余程マシである。
その後モトローラと統合などもあり、結局アマチュア無線部門は分社により八重洲無線に戻り、業務用無線はモトローラになった様子。
ICOM
当初は受信機の導入が多く、アマチュア無線機器としては採用することが少なかった。
世間でアマチュア無線の衰退が始まり、各社の製品に魅力のある製品が出なくなった後も独創的な製品を世に送り出し続けて来たメーカーの一つ。
そのため当方の廃局間際の機器は圧倒的に同社の製品が多くなっていた。
ハンディ機、車載機、固定機、ハンディ受信機、車載受信機、固定受信機、全てのジャンルに入り込んだ唯一のメーカーである。
また1200/2400のオールモード機材は同社の製品のみ使用した。
閉局後の受信用機材、再開後の車載機は同社の物を選択したが使い勝手が悪く、車載機は早々に、受信機材はそれを追うように処分。
しかし又々ICOMの固定機を使うことになった。
再開局後のHF機としてIC-7200とIC-7300を入手。愛用中。
KENWOODK (旧TRIO)
初期の頃に固定機?のTS-660/TS-670、中期にTS-940を採用した以外はモービル機の導入だった。
固定機はTS-940以外は余り永く使わなかったのが特徴。
モービル機はそれに反し永く使われstandard製品が台頭するまでモービル機の代表格であった。
ここの車載製品はデザインに凝った物が多い、反面ハンディ機は業務用の様なデザインが多い。
TS-670のメモリーは同一バンドの周波数Aと周波数Bをメモリして、VFOでグルグル手動でループさせられた
このため50Mhzで半分眠りながら特定周波数範囲をSSBでスキャンできるのでスキャッタ発生を探すのに重宝した
再開後にTM-833系やTH-55を入手、愛用中。
経年機でも可能な限り面倒を見てくれるサポート体制は特筆もの。
ALINCO
以前はアイディアは良いのだが技術が追いつかない感じのあるメーカーだった。
過去にアマチュア無線機としてはDJ-160SXを買ったが、基本性能が悪く直ぐ手放した。
最近買った小電力トランシーバは安価でよい物を出していると思う。
今回広帯域受信機DJ-X7を購入したが、基本操作は片手/手探りで可能。良く作り込まれている。
DJ-X81を購入したが、使いやすく受信派のニーズを良く考えていると思った。
電源機はここの品も多かった。
第一電波工業(ダイアモンドアンテナ)
当初のアンテナ専業メーカーとしての存在から、次第に商社化してしまった会社。
パーソナル無線全盛期に変なブランドを乱立し、当時は自社ブランドの分散化を招いた。
アンテナだけでなく多数の品を使用中。
コメットアンテナ
色々な個性的なアンテナを発表し続けるメーカー。
今では当たり前の144/430共用の高性能アンテナを開発したメーカーでもある。
基本的に当方のGP/MOBILEアンテナは同社の物を採用していた。
2015年再開時には魅力有る製品が皆無となり、現在は購入を控えている。
とは言え、GP-15/95やCA-ABC123、アンテナ切替器他各種は現役。
北辰産業(マルドルアンテナ)
昔は元気なメーカーだったが、最近は他の業界に進んでいるようで元気がない。
アンテナメーカーとしては珍しく無線機(144FM機)を発売していた歴史がある。
良いアンテナが有ればコメットと並び購入候補に挙がると思う。
初代の50Mhz八木はここの製品、6エレだけどリフレクターが2本あるものだった。
2008年だったか、本当に突然営業停止倒産した模様。
DAIWA
どうやらアマチュア無線からは撤退しつつあるようである。
クロスメータを使ったVSWRメータを作っていた。
小規模な会社の割に色々な製品をそろえ、144FMハンディ機を出したこともあるメーカー。
小回りが利くせいかアフターサービスが良かった。
CNW-818とPS304IIaを使用してたのは確実、PS304IIaは今も修理しながら現役中。
エモテーター
502SAと1200FXを使用していた。
千葉の松戸に本社があり、故障したロータを持って行くとその場で直してくれた。
電話対応も丁寧で大変好感が持てる会社。
2016年現在広告も打たなくなり、既販売品の修理を受け持つ程度に規模縮小しているらしい
ADONIS
ECMを使ったスタンドマイクが有名。
自分も2本を使っていたが、安い割に性能が良かった。
このメーカーもユーザーサポートが優れている。
AM-503/503G/503P改/303G/508を使用。
クラニシ
デザインは無骨で精度は高い、プロ指向の物を作っている。
性能は同様の物を作る各社の中で、アマチュア向けでは一番。
デザインと販売戦略に工夫が有ればもっとメジャーブランドになれると思う。
でも価格が高めなのがネックかも?
2008年北辰産業(マルドルアンテナ)とほぼ同時に廃業、関連があるかは不明。
BR200/RW-271A/RW-151D/広帯域受信ナンプ/受信コンバータを使用
日本電業
LS20Xと言う当時の超小型のハンディトランシーバを使用した。
144FM専用機で、当然受信改造(当時は今のようにダイオードカットなどではなく、本当に
基板を改造した)して警察の基幹系を傍受していた。
このメーカはアマチュア無線の他に漁業無線機などを出荷していたらしい。
またその一方で「SBE」ブランドの輸出用市民ラジオを製造していた。
しかし途中から国内向けにも生産を始めたようである
(SA28/2800/280DXシリーズやWonder990等)。
2000年になる前に富士通グループに吸収されたらしい。
日本圧電 (現 アツデン株式会社)
AZ-61,PCS-4800と言う機械を使用した。
これと言って不満はないが、AZ-61の大きさには閉口した。
このメーカも輸出向けが多いのか、国内では余り力を入れていなかった様子。
現在アマチュア無線関連は通信販売のみ行っている模様。2006年現在撤退した模様。
このメーカのPCSシリーズで初めてFM専用機なのにAM復調モジュールが搭載された。
但し輸出専用の2m専用機で、国内向けの製品には搭載されていなかった。
クリエートデザイン
当方の固定局HF/VHFのアンテナ及びタワーはここの物を使用した。
堅牢で性能の良いアンテナが多い。
特徴として組み立てるときれいにVSWRが下がっていること、当たり前ながらこれが出来ないメーカーは多い。
金額は多少高めかも知れないが、長持ちするので結果的には安い物ではないかと思う。
CL-6DX/CL-6DXZ/218Sを使用。
T.E.T タニグチエンジニアリングトレーディング
最初の頃に使用したHFのアンテナやルーフタワーがここの製品。
TE43Lと言う4ELEの八木だった。
後のクリエートデザインと比較すると作りが大雑把だった。
本業と違う方面に手を広げて、社長も逝去されアマチュア無線業界から消えたそうです。
カツミ電機
最初に使用したマイクコンプレッサーがここの製品。
MC-702と言う製品だった。
最近はどうしているのだろうか?た。
エレキーというのは同社の登録商標だそうです。
現状は営業を停止しているらしいです。
2011年5月に社長が逝去され、そのしばらく後に会社を畳んだようです。
エリート無線
50/1200の直下型プリアンプがここの製品。
残念なことに会社が解散したとのことです。
保守面でも信頼できる会社だったのですが…
初代50Mhz直下型プリアンプ(ERB6050A?)は使いやすくてよかった。
アラキアンテナ
430Mhzの八木アンテナ(YA-0719)がここの製品。
手作り感覚の製品を作っていた。
2003年頃に社長が逝去し、会社を畳むことになったそうです。
安展工業(現 NECプラットフォームズ)
50Mhzの直下型プリアンプ(GRA-6020?)で、最後に使ったのがここの製品。
ちょっとゲインが有りすぎて使いにくかった。
アマチュア無線からは撤退した模様。
マキ電機
2400Mhzの直下型プリアンプやアンテナがここの製品。
なかなか高性能ですばらしい品々が展開されている。
2018年に社長が逝去し、会社を畳んだようです。
マスプロ電工
テレビアンテナの部品を転用し、安価な50-430Mhzまでのアンテナを生産していた。
安い割に高性能で、当方は430の固定ビームに一時使用していた。
今も435CL4という430Mhzモービル用4段コリニアアンテナを保管所有している。
この会社もアマチュア無線からは撤退してしまった。
NATEC
小型のかっこ良いアンテナを生産していたが、アマチュア無線業界からは少し遠ざかっている模様。
しかし無線に関与しているだけでもありがたい存在。
C701に付けてたアンテナが同社の物だったと思う。
REVEX
この会社は完全にアマチュア無線界から手を引いてる模様。
SWR計やダミーロードを使用していた。
ここのSWR計はWELZブランドの第一電波工業製品とそっくりだったし、所在地も近かったので関係があったのだと思う。
TMT
正式には東京マイクロウェーブテクニカ
1.2Ghz対応の T10010AM ダミーロードを使用中。
以下続く